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日本労働評議会 大阪府本部

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不当解雇は認めない!三井倉庫ロジティクスに対して提訴

大阪府本の組合員のAさんは、8月19日(金)に三井倉庫ロジスティクスに対し不当解雇の撤回を求め、大阪地裁へ提訴をしました。

 Aさんは主任職の正社員でした。入社以来、約20年間にわたり総務などの事務業務をしていました。5年前、出向先に配置転換をされた後、全く経験のない倉庫作業をするように業務命令を受けました。その業務は、縦積された洗濯機、冷蔵庫を半日から終日にわたって手作業で積み降ろしするコンテナの重作業でした。その他に一人だけで倉庫内を掃除、ごみ棄て、廃棄するパレットの解体作業、大きなバールを使って、ひたすら釘抜きなどをさせられました。それらは通常は一人だけでしない作業や、必要性がない嫌がらせの様な作業でした。事務系であった社員が通常する作業ではありませんでした。

理不尽な長期間にわたるパワハラ

 その後、短期間に、Aさんはいくつも配置転換をされました。ある現場では、ダンボール箱の組み立て作業をさせられました。手作業のダンボール箱作成でした。Aさんだけが毎日出勤から退社まで、床のコンクリートに膝をついて、ずっとその作業をさせられました。1日の作成目標に達しなかった時は、仕事が終わった後1時間から2時間におよぶ理不尽な注意や説教がありました。
 その他にも、些細なことに言い掛りをつけて長時間の説教をしたり、「バカ。」「アホ。」「お前は嘘つきだ。」など罵声を浴びせられました。「作業をするな。」と倉庫現場で仕事を何もさせずに半日から終日、Aさんをただ倉庫現場で立たせておく。という嫌がらせがありました。退社まで一日、暗い休憩室の中に監禁されることもありました。
 「作業をさせてほしい。仕事をさせて下さい。」と指示を仰いでも無視されたり、「何もしないのが、あなたへの作業指示だ。」と言われました。休憩時間も、業務報告書を作成させて、毎日まともな休憩時間を与えられる事はありませんでした。Aさんは、この倉庫現場で休憩を与えられず、出勤から退社までダンボール箱を作り続け、仕事が終った後は説教と罵声を浴びせ続けられました。

会社の不当な退職強要と強制解雇

 Aさんへの不当な扱いは、3年以上続きました。確信犯的に三井倉庫ロジスティクスは、経験のない倉庫の中で慣れない肉体労働をさせて、急な配置転換を繰り返し、嫌がらせや罵声を浴びせ、肉体的に精神的に追い詰めて、自ら退職するように仕向けました。毎日、追い出し部屋のごとく苦痛を与え続けました。それでもAさんは誠実に倉庫作業に勤めて、「こんな仕打ちは、いつまでも続かないだろう。」「いつか嫌がらせ行為はなくなるだろう。」と希望を捨てずに、幼い子供のいる家族の為にひたすら耐え続けました。
ある日、Aさんは出向元の三井倉庫ロジスティクスの人事に、不当な扱いを受けていると救済を求めて報告しました。しかし人事担当者は、不当な扱いを受けていたAさんを呼び出して「能力不足だ。」「どれだけ注意、指導しても改善される見込みがない。」「自己都合退職しろ。そうでなければ解雇にする。」という内容で退職強要を行ないました。長時間4回にわたって、この不当な強要行為が行なわれました。Aさんは、「退職には応じられません。」ときっぱりと断り続けましたが、この数日後、三井倉庫ロジスティクスの人事担当者から、一方的に解雇通知書を渡されて解雇となりました。

追い出し部屋のごとく解雇へ追い込むことは絶対に許されない!

 近年、大企業においても追い出し部屋の問題は数多く取り上げられるようになっています。その実態はAさんが受けたような卑劣なやり方で、自分から退職させるように追い込んでいきます。今回の場合、パワハラに必死に耐えるAさんに対して、会社は不当に解雇権を濫用しました。このように労働者の働く権利を剥奪されることは、決して許されることではありません。Aさんの解雇撤回、そして同じような犠牲者を二度と生み出さないためにも、今回の裁判を通じて社会的にも、法的にも追及されるべきではないでしょうか。労評はAさんの解雇撤回を求める裁判を全面的に支援していきます。
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